自分自身知らない事、新たな発見などあり参加して良かったと思います。
経営者としてのあり方、歯科医としてのあり方を再確認できる時間になりました。
(南清和先生)

宇田川道場を受講して
宇田川道場を受講する前の医院は、業績こそある程度安定していましたが、まるで行先を知らずに航海する船に、スタッフを乗船させているような不安感をいつも持っていました。
院長である私の暑苦しい情熱(笑)をエネルギーとして、行先を衝動的に決めるだけの航海。そしてそんな私も50歳を過ぎて、自分の中に底を見ることも多くなりました。
ここが限界か・・・言葉にこそ出しませんでしたが、自分をそう見てしまっていたことも事実です。そんな時です。道場に入門したのは。
宇田川道場での最大の学びは、マインドセット。つまり青虫が蝶になるまでの変化を例に、我々の今のマインドを溶かさなければ、次のステージには行けないという教え。
私にとってこの学びはまさに目から鱗で、環境や条件、年齢などに自分のステージが縛られ、青虫のまま気持ちが腐りかけていた矢先に、自分のマインドこそが蝶になることを阻んでいたことを突きつけられたのです。
それぞれの医院の経営計画書を目にして、自分でも蝶になれるかもしれないと、また心の底に情熱の炎が小さく灯るのを感じました。
それからというもの我が医院の経営計画書に二カ月間向き合ったのです。
計画書だけではありません。マインドを構成する要素。コアビジョン、コアロール、コアバリュー、コアビリーフと立て続けに自分の中から湧き上がるものを文字に書き留めました。院長自身をマインドセットするために。すると計画書も不思議なぐらいあれよあれよと出来上がるのです。それが明確になってからというもの、ここに記載されたことは、未来の予定ではなく、すでに既成事実として受け取れるような感覚になったのを覚えています。
これを読んだコンサルタントには「調子に乗ってらっしゃるんではないですか!?」と叱られましたが、事実単年度計画は、驚くほどその通りに進んで自分でも怖いぐらいです。
周囲からは、この数字は何の根拠もないし、大風呂敷を拡げているようにしか見えなかったのでしょう。しかし無理、諦めはまさに自分のマインドが創り出しているはずです。
「すでに達成されている事実」として書くことで、無意識がその時の感覚を手にいれるために逆算して意識を働かせて、その場所に連れて行ってくれます。これも道場の学びの成果です。
そして一年に一度の予算委員会では、会計士も同席の下、スタッフ全員に財務状況を発表し、同時に短期~長期に至る経営計画を伝え、幹部にはその後経営計画書のテストを繰り返し、医院に落とし込んでいます。今ではスタッフから「院長は何がしたいのかわからない」という言葉は全く聞こえてきません。
ただ計画書をスタッフ全員の前で発表するにあたって、数人の幹部に事前に読んでもらいました。するとこのように言われたのです。「なぜこのような計画をするのかを教えてほしい。それがないとどんなに良い計画書でも心に入ってこない。」
一見規模を拡張することが目的のような計画書を、スタッフは院長の独りよがりと受け入れてはくれないでしょう。この経営計画書が、メンバーをどこに連れていき、何を与え、その未来が何をもたらせてくれるのかを伝えることこそが、落とし込む上で一番重要だと感じました。
経営者としての仕事は、経営計画書の作成を通して、マインドセットすることだと言っても過言ではないのではないでしょうか。
私は宇田川道場で、蝶になるマインドをセットして頂きました。あとは経営計画書の中で蝶になる自分を創ります。マインドさえ変容すれば、勝手に蝶として羽ばたけると信じています。
宇田川道場原稿
宇田川道場を受講して
ユニット 13台
歯科医師 4名(常勤4名)、歯科衛生士5名
歯科助手 6名、受付4名、歯科技工士2名
1日の患者数 80名
診療時間 平日9:00~13:00 14:00~19:00
土曜9:00~13:00 14:00~18:00
~医院紹介~
当院は北九州市戸畑区のJR戸畑駅から徒歩3分で、周辺にはショッピングセンター集合住宅が多数あり、人が多く集まる、恵まれた場所に位置しています。
そのような立地で開院以来地域の患者さんに
安心して通院できスタンダードでレベルの高い治療
を提供することを目的として医院の運営を行ってきました。
駅近くの恵まれたシチュエーションでありましたが、経営の経験がないため立地を生かせず、開院から3年間は患者数が増えず赤字が積み重なり、本気で閉院を考える苦しい日々が続きました。
このような状況を打破するためにホームページの作成、説明資料の作成など毎晩遅くまで行い、
努力の甲斐もあって開院から8年後の2011年にはユニット4台のテナントの医院が手狭になり、隣に空き地が出たため移転を行いました。
移転後は順調に発展しすぐにユニットを6台から8台に増やし、2015年に診療室2階にユニット5台のメンテナンスフロアを新設し、開院時は苦労したものの徐々に増えていったスタッフと協力し、順調に医院を発展させることができました。
~晴天の霹靂~
2016年春
メンテナンスフロアを新設し1年
ようやくメンテナンスフロア運営が軌道に乗ってきた頃事件がおきました。
長年一緒に頑張ってきたスタッフが、1ヵ月間の間に続けざまに退職、休職の申し出を行ってきたのです。
理由は結婚、出産、介護など様々でしたが、
今思い起こせば、当時の私は自分の事業の拡大のためにスタッフとの関係をないがしろにし、エネルギー任せに1人で突っ走っていたのかもしれません。このときは、医院を拡大し成長させることが私にとっても、スタッフにとっても幸せであると思い込み、スタッフに望まない仕事を強要させていたのでしょう。
結局のところ
春に退職を申し出た、常勤スタッフが8月、9月、10月と徐々に退職していくことになり、
結局
歯科衛生士4名中3名
受付 3名中3名
歯科助手 7名中4名
歯科技工士 1名中1名
退職することとなりました。
このままのスタッフでは、医院の運営もままならないため、
とにかく求人に力を入れ、入れ替わりまでの3か月の猶予期間に歯科衛生士3名、歯科技工士2名、受付1名を採用し医院の縮小も懸念していましたがなんとか、そのままの規模で医院を存続させることができました。
この事例はデンタルダイアモンド出版の求人採用育成マニュアルにも記載しております。
つらい経験ではありましたが、これにより求人システムを整えることができました。
ところがやはりこの付け焼き刃的なマネージメントでは、医院の運営が理想通りにはいかず、2016年度は開院始まって以来の右肩下がりの売り上げとなりました。
このときは、これ以上スタッフが辞めるのが怖く、落ちていく売り上げの中、2年間スタッフには注意もできず、
自分の目指す方向と医院の向かっている方向が違うことに不安とストレスを感じていました。
方向性を見失った医院は無法地帯と化し、院長、既存スタッフ、新規スタッフが異なるベクトルで入り乱れ、治療の方針もバラバラで、連絡事項を伝えるミーティングさえ、方針を伝えられず、反対意見の応酬で機能を失いつつありました。
~宇田川道場との出会い~
このように先の見えない暗いトンネルの中に立たされたときに、宇田川道場と出会うことができました。
当初印象に残ったのは、選択理論心理学です。
行動は「最善と思ったもの」が選択された結果だと考えるという理論です。
退職もスタッフが最善と考え行動した結果であり、
医院の方針に従わないこともスタッフが最善と考え行動した結果であるために、
力ずくで他人の行動を変えることは無理だと気付くことができました。
医院の食事会、レクレーションにはスタッフは喜んで参加していたので、以前の私は、スタッフとうまくやっていたと感じていたものの、
仕事の面で私がスタッフに対してとっていた行動は、医院を大きく成長させたいだけの欲から来た外的コントロールであって、
それによってスタッフとの人間関係を壊し、
スタッフが逃げていったのではないかと考えるようになりました。
そのことに気づきスタッフとの関わりに今までとは違った視点で目を向け、信頼関係を築き直すことにより、徐々に医院の雰囲気も明るくなり、業績も回復しいきました。
2017年9月には経験の少ない新人スタッフばかりの中、医院の15周年記念を成功させ、
2017年9月には
月間の過去最高売り上げを達成することができました。
~宇田川道場での学び~
宇田川道場では院長としてのあり方でなく
実際のやり方を学ぶこともでき
それを医院の経営に生かしていくこともできました。
経営のベースとしての必要なことに、経営計画書の作成がありました。
当院ではこの経営計画書を具体的な数字で作成し、年間の売り上げ目標を12か月で割り、毎月の売り上げ目標を達成するには、毎日のアポイントを何名入れないといけないかというところまで落とし込みました。
そのデータをスタッフと共有し、ミーティングで作戦を練り、
日ごとの結果をフィードバックし運営していっています。
売上だけでなく必要スタッフ数も計画に入れ、
売上に応じたスタッフを計算しそれをベースに採用活用も行うようにしました。
結果、慌てて採用することも減り、計画的に方向性の会うスタッフを採用でき。
今春も余裕をもって採用を行うことができました。
経営計画の中には予算案も入れており、材料費、宣伝費なども管理し目標の利益をスタッフと共に上げていき、利益をスタッフ、患者さんに還元していくことが今後の課題と考えます。
~今後の医院の展開~
2017年度は法人化を検討可能な利益を出すことができたため、医療法人の設立に向けて本年度は動き出します。
以前から心に描いていた、
・総合的な治療を複数の得意分野持った歯科医師により行うこと
・これからの歯科医療を支える若手歯科医師を育成していくこと
この目標を達成するために、医院を個人経営から法人経営にすることが、スタートとして
必要と考えています。
今後は院長のカラーを薄めていき、勤務医メイン、スタッフ全員が主役の医院づくりを行っていきます。
現在、医院横のセミナールームも設計段階で、完成後は定期的に講師を呼んでセミナーを行う予定です。
セミナールームの中には歯科医師が学んでいけるように、専門書、教材をそろえ開放し、食事会、イベントなども行い、若手の歯科医師が集まり楽しく学んでいける場を作っていきます。私の主宰する若手歯科医師の技術と経営を学ぶ会のメンバーも増えていき、ここに集まり会員同士、治療について、医院の運営について語り合い交流を深めていくことが私の夢です。
~私にとって宇田川道場とは~
① マインドセットの場
普段、医院で考えている現状を把握し
明確に目標を設定し、目標に達成するためにマインドセットを行い
行動することを決意する場だと考えています。
② 経営に対する知識を学ぶ場
自費のコンサルティングのロールプレイング
コミュニケーションパズルを用いたコミュニケーションスキルの取得
KJ法を用いた問題点の抽出
プライオリティーマトリックスを用いたスケジューリングなど
宇田川道場で実際にワークを行い、また院内勉強会でスタッフと行うことにより
経営についての「やり方」を学び、身に着けています。
③ 志の高い同志との出会いと、再開の場
宇田川道場では毎回新たな歯科医師の先生との出会いがあり。
懇親会ではいつもお洒落なお店で、おいしいお酒を飲みながら、
語り合うことにより、志の高い歯科医の同志が増え、
また、再受講により再開できることを楽しみに毎回参加しております。
いつも、このような素晴らしい出会いを与えていただき大変感謝しております。
~最後に~
このような素晴らしい道場を開講し、執筆の機会を与えて下さった宇田川先生に感謝するとともに厚く御礼を申し上げます。
宇田川道場を受講して
確か、10年前以上前、歯科経営塾の3次会?秋葉原駅前の寿司屋で、前会長のうだちゃん、現会長オギピー、そして私を含めた5人が、“N1会作らない?”が発端だったと思う。それからあれよあれよの10年間、会員も現在総勢37名の大所帯のスタディーグループに成長した。総会は1月と7月の年2回開催される。N1会の存続には、多くの意識の高いメンバーがいたお蔭だと思うが、やはりこの人の存在は大きかった様に思う。今回、宇田川道場の開催に漕ぎつけた、N1会前会長うだちゃんだ!彼のカリスマ性、リーダーシップ、コミュニケーション能力は群を抜いている。歯科経営に対しても、10年前私の医院より小規模の所でやっていたが、現在は、スタッフ13名を抱える大型歯科医院に変貌した。身近なN1会の会員のなかで、彼が人間的にも歯科経営的にも一番変わったのではないだろうか?そんなうだちゃんが、昨年宇田川道場を開催した。多分、この10年間に培ったノウハウや哲学を後輩達に周知したかったのだと思う。私も、大阪で宇田川道場キックオフ会に参加して来た。既に、講演の内容も充実していて流石うだちゃんだと思った。今の歯科界あまり良い話が聞けないが、うだちゃんのような歯科医師が未来の歯科界を変えてくれる救世主になってくれたら幸いである。
宇田川道場を受講して
昨年2月の第一回目の宇田川道場を受講して、今年の2月より⇒までに4回受講させて頂きました。
最初に受講し感じたことは、内容が多岐に渡り、とても一日半では、消化できないと思いました。
大変多くの内容があり、回数を⇒再受講を繰り替えしていく中で少しずつ自分という存在に対して見つめ直し、そして反省することが多いと感じています。
私ごとでありますが、仕事が忙しくなるとテンパってしまい、上手くスタッフに指示が伝わらなくイライラしてしまい、スタッフとの関係が悪くなってしまうという事をよく経験していました。
院長や歯科医師という立場は、スタッフ(DH、DA、受付)に対してつい上から目線的になり、「なぜわからないのか」、「これぐらい分かってくれよ」、なんて考えてしまいがちであります。
宇田川道場を受講した時に、コミュニケーションワークというセッションで、いかに自分の話している言葉が、相手に伝わっていないかという事を実感したことがあります。
また、「怒りのコントロール」という中で、いかに相手をコントロールしようとしていたかとか、またスタッフに対して不必要な機嫌取りをしていたのかと気づきました。
道場を受講し、約一年が経ち、自分を少しでも変えるためにスタッフに対して、いかに分かり易く伝えればよいかと考え、色々と試行していくうちにスタッフとの関係が少しづつ改善していく事に気づきまた、スタッフから様々な意見も出てくるなど、少しずつ院内が変化してきていることを感じ取ることが出来ています。
それにより、以前は、同じ患者数を診ていても、定時ギリギリになったり、定時を超えることが当たり前になっていた診療時間も定時より、早く終えることが出来るようになってきています。
それにより、スタッフも患者様に対し余裕を持って接することが出来るようになり、患者クレームが圧倒的に少なくなり、またスタッフの定着率が良くなってきています。
これは、やはり道場を受講し、自分を見つめ直し、少しずつ自分自身が変化してきたのではないかと考えています。
また今後道場を受講するこれからの課題としては、自分の中の「あり方」を確立していき、今後の歯科医師人生に役立てていく事を目標にしています。
私は、まだ病院に勤務である為、まだまだ他の先生方に比べ、若輩ものであり、多くの課題がありますが、今後歯科医師人生を有意義にするためにも頑張っていきたいと考えています。
今後とも宜しくお願い致します。
「宇田川道場」を受講して
「人は人で磨かれる」
とあるセミナーを受講したときに、心に響いた言葉。
この宇田川道場で学んだことはたくさんありますが、まさにこの言葉が当てはまります。
道場主の宇田川先生は能力開発のセミナーで初めてお会いし、とてもお世話になりました。また、北海道大学の先輩でもあります。
その宇田川先生がメイン講師となり、「人としての在り方」や「なりたい自分になる」方法を受講生に伝授してくださいました。
ただ講義するだけでなく、グループに分かれてセッションを行ったり、いろんな気付きのあるワークを行ったりもしました。
例えば「相手に伝える」というテーマで行ったワークでは、いかに自分の伝達力が不足しているか実感することができました。
「これは知っているだろう」とか「こうに違いない」などといった思い込みによるコミュニケーションミスは、院内のスタッフ間との伝達事項もそうですし、教育・育成においても起こりうる可能性があります。場合によっては患者さんとの間にも起きるかもしれません。トラブルに繋がることもあるでしょう。さらに、それは愛する家族の中でも起きているかもしれません。
そんな気付きがあった翌日からは、自分の行動に変化が起きました。
「思い込みは危険」と意識するようになりました。
このように、宇田川道場では日々の診療や私生活に直結する学びが多々あり、継続して学ぶことによってさらに深みが増していく特徴もあります。
そんな宇田川道場ではゲスト講師による講演もあります。
歯科とは違う世界でご活躍されている方のお話しは、これからの医院の発展に活かせるものばかりです。
さらに、そこに参加されているメンバーの意識の高さも素晴らしいと思いました。
人として成長するために休日に学びに出掛けること、とてもすごいことです。
そのような方と共に学び、また懇親会では楽しい雰囲気の中にも様々な気付きがあり、やはりセミナーは懇親会も含めて受講するものだと思いました。
宇田川先生だけでなく、同じ受講生の先生からも学ばせていただくことが多く、今現在も〇〇先生が実践されていたことをマネさせてもらっています。
おかげさまで、スタッフとの関係も以前より良くなっており、今後の医院の発展に期待を感じております。
最後に、宇田川道場を受講しようか迷っている方へ。
宇田川道場では、いま自分が不安に思っていること、心配されていることを解決してくれます。
人間関係であったり、将来の不安であったり、さらなる発展のための手段であったり。
いろんな悩みや迷いがあると思いますが、ぜひ受講してみてください。
そして落とし込めるまで継続学習をしましょう(と自分にも言い聞かせる)。
宇田川先生は面倒見のよい先生なので、素晴らしい出会いにもなると思います。
宇田川先生、今後ともよろしくお願い致します!
1.感想
要領A
①「宇田川道場」を受講する前の医院、およびご自身の状況
宇田川道場受講前は、スタッフや患者さんに恵まれ、業績は出ているものの、いつまでこの状況が続くのか、たまたま運が良くて今の状況があり、いつか患者さんが来なくなってしまうのでは、スタッフが退職してしまうのではという不安が心のどこかにありました。
②「宇田川道場」の何が自分にとって心に響き、実社会・現場で役立ったのか。
自分のありかた、どうありたいかを明確にする事で、結果はついてくるという事を実感しました。漠然と抱いていた怖れや不安から解放されました。
また経営計画を明確化する事ができ、将来の医院運営に確信が持てました。
③結果、医院の業績・スタッフマネジメントなどどのようによくなったか。
不安と怖れから解放され、将来への見通しがつく事で、心の平安を得る事ができました。常に余裕を持ってスタッフに接する事ができるので、職場の人間関係は大変良好です。