宇田川道場開講の趣意書

日本国民の口腔衛生を担う私たち歯科医師は世界に確固たる知識と技術レベルを持っています。
しかしながら、昨今のマスメディアによるいわゆる『歯科バッシング』により、残念ながら、国民の信頼を必ずしも得ているとは言えません。
もちろん歯科医師自身にも謙虚に反省し、社会の状況を正確に見る必要があると私は思います。
そんな中で、真面目にこつこつと日々の地域医療に貢献しているのにもかかわらず、経営が上手くいかない若手の歯科医師がどんなに多いことか。東洋経済などのマスメディアでいわれる『ワーキングプア』の歯科医師たちです。
そしてインプラントバッシング報道で最も心を傷つけられたのは、これから社会に出て社会のために役に立つ歯科医師になろうとしている歯科大学生です。今後ますます高齢化を迎える日本社会の口腔衛生と歯の健康を守ってくれようとしている彼らを我々大人がその夢や希望を潰してしまって良いはずがありません。
こうした状況は若い歯科医師や歯科大学生のみならず、高齢化社会を迎える国民の双方にとって不幸なことです。

このような状況を常々憂慮してきた私は若い歯科医師や歯科大学生に『人としてのあり方』『歯科業界に生きる者としてのあり方、やり方』『歯科経営者としてのやり方』を教え、彼らに夢と希望を取り戻して欲しいという一念で
この度、『宇田川道場』を開講する決意をいたしました。
どうか、趣旨をご理解のうえ、ご受講よろしくお願い申し上げます。

宇田川道場　道場主
宇田川宏孝